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かつて日本でも圧倒的な人気を誇ったフランスの大スター、アラン・ドロンの単独インタビュー『アラン・ドロン ラストメッセージ/映画 人生 そして孤独』が放映されたのでチェック。老境のドロンが波乱万丈の映画人生を振り返る。実際のところ、映画製作はもちろん、少年時代にしても従軍経験にしても女性遍歴にしても交友関係にしても、(言えないようなことも含めて)もっともっといろいろあったろうなあと思った。何しろ長いキャリアを誇るスターなので、とても短時間では語り尽くせないのだろうが。
映画出演に関しては、ルネ・クレマン、ルキノ・ヴィスコンティ、ロベール・アンリコ、ジョゼフ・ロージー、ジャン=ピエール・メルヴィルには触れられていたが、常連(お抱え監督?)のジャック・ドレーなんかについては触れられていなかった。個人的には、ジョゼ・ジョバンニについて語って欲しかったなあと思う。個人的に『ル・ジタン』(1975年)が大好きなので。ゴダールの『ヌーヴェルヴァーグ』(1990年)に出た話なんかもちょっとだけ聞きたかったような。
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最後の出演作はパトリス・ルコント作品になるらしい。『ハーフ・ア・チャンス』が噴飯ものだったので、あまり期待は出来ないかなあ。もしジョニー・トーの『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』出演が叶っていたら、後期の代表作になっただろうなあと思う。
表題の「そして孤独」という部分については、お世話になった監督たちは死んでしまった、愛した女たちもいなくなってしまった、と繰り返されるのでひしひしと伝わってきた。ロミー・シュナイダー、ナタリー・ドロン、ミレーユ・ダルク、番組では語られなかったけど、ニコ。
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