Fool in Trance

それはあった。それは二度とないだろう。思い出せ。

『淀川長治 究極の映画ベスト100』

 

 

 久々にレジェンド映画評論家・淀川長治先生の著作を。『淀川長治 究極の映画ベスト1000』から選りすぐられた100本を紹介する「究極の映画ベスト100」ガイド。そのタイトルは、

 

イントレランス』『散り行く花』『キッド』『愚なる妻』『十誡』『ロイドの要心無用』『チャップリンの黄金狂時代』『キートンのセブン・チャンス』『戦艦ポチョムキン』『メトロポリス』『嘆きの天使』『自由を我等に』『街の灯』『雨』『グランド・ホテル』『或る夜の出来事』『大いなる幻影』『駅馬車』『風と共に去りぬ』『邂逅 (めぐりあい)』『チャップリンの独裁者』『果てなき船路』『レベッカ』『市民ケーン』『疑惑の影』『我が道を往く』『荒野の決闘』『美女と野獣』『赤い靴』『自転車泥棒』『ママの想い出』『第三の男』『サンセット大通り』『羅生門』『河』『恐怖の報酬』『禁じられた遊び』『西鶴一代女』『ライムライト』『シェーン』『終着駅』『七人の侍』『夏の嵐』『道』『エデンの東』『旅情』『死刑台のエレベーター』『戦場にかける橋』『大いなる西部』『大人は判ってくれない』『太陽がいっぱい』『甘い生活』『かくも長き不在』『処女の泉』『素晴らしい風船旅行』『ウエスト・サイド物語』『突然炎のごとく』『アラビアのロレンス』『奇跡の人』『鳥』『野のユリ』『コレクター』『アポロンの地獄』『暗くなるまで待って』『2001年宇宙の旅』『ジョニーは戦場へ行った』『ベニスに死す』『ゴッドファーザー』『ポセイドン・アドベンチャー』『スケアクロウ』『家族の肖像』『ザッツ・エンタテインメント』『ジョーズ』『アニー・ホール』『ブリキの太鼓』『ディーバ』『アマデウス』『カオス・シチリア物語』『冬冬の夏休み』『カイロの紫のバラ』『グッドモーニング・バビロン!』『ザ・デッド 「ダブリン市民」より』『八月の鯨』『ラストエンペラー』『霧の中の風景』『コックと泥棒、その妻と愛人』『ニュー・シネマ・パラダイス』『フィールド・オブ・ドリームス』『髪結いの亭主』『シェルタリング・スカイ』『シザーハンズ』『アダムス・ファミリー』『テルマ&ルイーズ』『さらばわが愛 覇王別姫』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『ピアノ・レッスン』『日の名残り』『オリーブの林をぬけて』『スモーク』『キッズ・リターン

 

 気楽に読み始めて、結構落ち込んだ。淀川先生セレクトの100本中、見たのは61本のみであった。好みの問題もあろうが、いかんせんクラシック映画を見て無さ過ぎるなと反省。今更の話なんですがグリフィスとシュトロハイムくらいは基礎教養として見ないといけないなあと。以前、雑誌「BRUTUS」の「いまさら見てないとは言えない映画」特集について書いた時(2018年1月)に挙げた『戦艦ポチョムキン』は、今だに見れてません。まあ名画(クラシック映画)と思うから腰がひけちゃうので、「見てない映画は全て新作と同じ」の精神で楽しみながら開拓していきたいと思います。