- 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
- 発売日: 2011/02/16
- メディア: DVD
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監督/アルフレッド・ヒッチコック
原作/ダフネ・デュ・モーリア
脚本/ロバート・E・シャーウッド、ジョーン・ハリソン
撮影/ジョージ・バーンズ
音楽/フランツ・ワックスマン
出演/ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテイン、ジョージ・サンダース、ジュディス・アンダ
(1940年・130分・アメリカ)
デュ・モーリア原作の映画をもう一本。アルフレッド・ヒッチコック監督『レベッカ』。ヒッチコックの渡米第一作目で、アカデミー作品賞受賞の名作サスペンス。
ヒロイン(ジョーン・フォンテイン)は旅行中に英国の富豪マキシム(ローレンス・オリビエ)と出会い、彼の後妻として迎えられることとなった。だがマキシムの屋敷には、死んだ前妻レベッカの存在が影を落としていた・・・。
死んだ女主人レベッカに支配された旧家の人々を描く。脚本良し、俳優良し、映像良し、美術良し(これぞゴシック)、ゴージャスなクラシック・サスペンスとして大いに楽しめる。とはいえ基本は文芸路線と言うか、いわゆるメロドラマ。不安に怯えるヒロインを捉えたカメラはギラギラと輝きサスペンスを盛り上げるが、ヒッチコックらしい性的な妄執が描かれる事は無い。なので逆に見やすいかもだ。冒頭でヒロインが見る夢(ミニチュア撮影の屋敷)が日常とかけ離れた世界を描く本作の世界観をきちんと示していて上手い。
個人的に『レベッカ』といえば、ジョーン・フォンテインに尽きるなあ。可愛いんですよ、凄おおおおおく。彼女を見ているだけで130分間幸せな気持ちで過ごせること間違い無し。