先の日曜日(4/7)は、学生時代の友人が参加してるJAZZバンド、MGG Jazz Buddyのライブへ。
MGG Jazz Buddyはカウント・ベイシーをレパートリーとするビッグバンド。仙台に住んでいた2010年、定禅寺JAZZフェスティバルで初めて演奏を拝見して以来のお付き合い。ってもうそんなになるのか。14年前・・・。HPには「2008年に初練習」と記載があったので、バンドは随分息の長い活動を続けているようです。
ライブは二部構成。第一部では『007死ぬのは奴らだ』テーマ曲LIVE AND LET DIEのカバーも披露。007の胡散臭いゴージャス感がビッグバンドのサウンドにジャストフィット。ギターが前面に出て実に格好良かった。ベイシーには『ベイシー・ミーツ・ボンド』(1965年)なる007関連の楽曲をカバーしたアルバムがあり、ポピュラー音楽としての華やかな存在感とスパイ映画の勘所を捉えたアルバムで楽しかった。ちなみに『ベイシー・ミーツ・ボンド』、はジェームズ・ボンド=ショーン・コネリー時代のアルバムなので、ロジャー・ムーア初登場(1973年)の『死ぬのは奴らだ』は収録されていない。なので今回のLIVE AND LET DIEはオリジナルアレンジなのかな。演奏を聴いていたらモーリス・ビンダーの手によるタイトルバックが脳内に蘇った。ジェーン・シーモア!ヤフェット・コットー!
第二部はベイシーの遺作となったアルバム『FANCY PANTS』(1983年)をフル演奏。全体にリラックスしたメロウな楽曲が続く。ファンキーな表題作『Fancy Pants』、メンバーもお気に入りだというアップテンポの『Time Stream』、ラストの『Strike up the Band』には華やかなハッピーエンド感があって盛り上がった。
うーん楽しかったな。生で音楽聴くの久しぶりなんで感激もひとしお。友人Mさんの元気なお姿を拝見できて嬉しかった。楽しいライブありがとうございました!
ライブ帰りの電車でアルゼンチンの作家フリオ・コルタサルの短編集を読み始めた。そしたら何と作中にカウント・ベイシーが出てきた!何たるシンクロニシティ。