お盆休みは2泊3日のスケジュールで秋田の実家に帰省しました。2泊3日といっても、行きと帰りに10時間の長距離ドライブがあるので、ゆっくりできたのは実質1日だけでしたが。暑さは心配していたほどではなくて、朝晩はひんやりした空気で過ごしやすい東北の夏でした。
14日は故郷の友人たちと久しぶりに飲みに行って、映画、音楽ネタを中心としたヲタ話に花を咲かせてきました。皆アマゾンで『ホワイトドッグ 魔犬』『宇宙から来たツタンカーメン』を薦められていたのには笑った。何をどう買い物すればその2本を薦められるのよ。
今回もオルドリッチ、ジェフ・ブリッジス、ポランスキー、ジョージ・C・スコット、フライシャー、漂流教室、50年代のフィルム・ノワール等々、様々なタイトルや名前が飛び交いましたが、いつにも増して最近の作品の話が少なかったような気がします。もちろん『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ミッション・インポッシブル ローク・ネイション』『インサイド・ヘッド』等々最新作も話題になりましたが、盛り上がるのはやはり70年代以前の作品なのでした。
この点について、友人のギニー師は「別に新しいものを求めている訳ではない。面白いものを求めているのだ」から、別に昔の映画ばかり見ていてもいいのだと言います(ギニー師は昔からこういった清々しいほどの断言をする人なのだ)。自分はと言えば、この年齢になるとさすがにもう「新しいもの」は無いんじゃないかと半ば諦めつつ、「いや、まだあるかもしれない」という思いを捨て切れません。「新奇なもの」というよりは、「新しいものの見方」というような意味で。なので、新作を見続けたいという欲望はまだまだ無くなっていません。別に新作に限らなくとも、「見てない映画は全部新作と一緒だ」という言い方もありますね。
今回は友人たちに久しぶりに会うので、あれも話そうこれも聞いてみようと色々考えていたのですが、なんだか上手く話せなかったなあ。久しぶりなんで気負い過ぎたのか、翌日長距離ドライブが控えていたのでお酒をセーブしていたせいか。何が原因なのか分かりませんが、何だか以前のペースでは話せなかった気がします。それがちょっと心残り。その辺はまた次の機会に。さておき、お付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました。
帰りに、妙愛博士から激レアなプレゼントをいただきました。ありがとうございます。これが何とフライシャー『絞殺魔』のポスターとプレスシート!嬉しいけどこれ、部屋に貼れない!
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