たちずさんで、とかその他

　今月発売の各音楽雑誌に、ムーンライダーズの活動休止及び12月のライヴの記事が掲載されている。本屋で一通り目を通したけれど・・・。ううむ、何だか各誌とも薄いような気が。ネットで拝見したファンの方々のブログ記事における深い洞察、熱い文章に比べると、どれも物足りなさを覚えた。あんなものなのかなあ。ちょっと寂しいぞ。

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　いつの間にかTSUTAYAで「復刻シネマ・ライブラリー」というのが始まっていた。店頭注文限定で、オンデマンド作成したDVDを販売するというもの。ラインナップを見て仰天。『宇宙大征服』『雨の中の女』『組織』『暁の七人』『ボーイフレンド』・・・。とりあえず、『組織』と『暁の七人』は速攻チェックだ。今後のラインナップにも期待したい。

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　ギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロスが事故で亡くなった。享年76歳。告白すると、アンゲロプロスの映画は最後まで見たことがない。何度かトライしているものの、TVモニターだとあの悠然たるタッチに眠気を誘われてしまい、いつも途中で挫折してしまうのであった。なので「フランス映画社配給」の「得意技は長廻し」の人、というイメージしかない。いずれ改めてトライしたいと思う。願わくばスクリーンで。追悼・アンゲロプロス。しかし『こうのとり、たちずさんで』の「たちずさんで」ってどういう意味なんだか。

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　モンテ・ヘルマンのインタビュー本『モンテ・ヘルマン語る／悪魔を憐れむ詩』を読んでみた。21年ぶりの長編『果てなき路』Road To Nowhereは、どうやら映画撮影現場を舞台にしたサスペンスのようだ。主演は『ルールズ・オブ・アトラクション』のシャニン・ソサモン。何と往年のイタリアン・スター、ファビオ・テスティも出ているらしい。見たいなあ。本書とヘルマンについては、『果てなき路』を見た後に改めて書きたいと思う。仙台でも上映して欲しい。

モンテ・ヘルマン語る---悪魔を憐れむ詩