- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2012/07/18
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今年はあれこれ忙しくて、ここ30年で最も鑑賞本数が少ない年となりました。8月以降劇場は勿論、TVでもソフトでも全く見ていないという体たらく。震災で物理的に見ることが出来なかった昨年よりも少ないのだから、これでも「趣味は映画」なんて言えるのかね本当に。「映画見たい映画見たい・・・」と飢えた野獣のようになっているところに、友人から「ここ最近の園子温は凄い」と吹聴されたせいで、園監督の映画を見る夢を三回も見てしまったのには参った。
そんなこんなで今年は見逃した映画が多過ぎて、とてもベストを選ぶような状況ではないのですが、とりあえず特に印象に残った3本を書き記しておきます。(見逃した作品で一番気になっているのは、クローネンバーグの『危険なメソッド』か)
『メランコリア』(ラース・フォン・トリアー)
『ドラゴン・タトゥーの女』(デヴィッド・フィンチャー)
『果てなき路』(モンテ・ヘルマン)
ちなみに10年前、2002年の劇場鑑賞ベストはこんな感じ。茨城県水戸市に住んでいました。
『マルホランド・ドライヴ』(デヴィッド・リンチ)
『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(ピーター・ジャクソン)
『少林サッカー』(チャウ・シンチー)
『ゴースト・オブ・マーズ』(ジョン・カーペンター)
『プレッジ』(ショーン・ペン)
他には『ストーリー・テリング』(トッド・ソロンズ)、『マイノリティ・リポート』(スティーヴン・スピルバーグ)、『ズーランダー』(ベン・ステイラー)、『ふたつの時、ふたりの時間』(ツァイ・ミンリャン)、『害虫』(塩田明彦)、『ドニー・ダーコ』(リチャード・ケリー)、『ブラッドワーク』(クリント・イーストウッド)、そして『さすらいのカウボーイ』(ピーター・フォンダ)と『ウイークエンド』(ジャン=リュック・ゴダール)のリバイバル上映。そんな年でした。
20年前、1992のベストはこんな感じ。東京都杉並区に住んでいました。
『バートン・フィンク』(ジョエル&イーサン・コーエン)
『バットマン リターンズ』(ティム・バートン)
『コントラクト・キラー』(アキ・カウリスマキ)
『ヨーロッパ』(ラース・フォン・トリアー)
『王手』(阪本順治)
他には『ケープ・フィアー』(マーティン・スコセッシ)、『シコふんじゃった』(周防正行)、『ザ・コミットメンツ』(アラン・パーカー)、『ポンヌフの恋人』(レオス・カラックス)、『地獄の警備員』(黒沢清)、『裸のランチ』(デヴィッド・クローネンバーグ)、『鉄男 II BODY HAMMER』(塚本晋也)、そんな年でした。カーペンターの『透明人間』なんてのもありました。
それでは皆様、良いお年を。