ちょっと前の話ですが。
雑誌「BRUTUS」 2017年12月1日号の特集は「いまさら観てないとは言えない映画」でありました。表紙には渋谷直角氏の「僕は黒澤明監督の映画を実は1本も観ていません」なんてコメントが。自分だってもう何十年もジャンル問わず映画を観続けてきたけど、メジャーな大ヒット作品や映画史に名を残す名作ならすべて残らず観ているかっていえばそんなことは無いわけで。観てない映画はまだまだ山ほどある。その中でも「いまさら観てないとは言えない」くらい恥ずかしい映画ってのは何だろう。
ところで、誰しも限られた時間の中で観る作品をチョイスしているはずで、1本の映画を選ぶ(この場合は選ばなかった、か)には、どういう力が働いているのだろう。そもそも興味が無かったのか、何らかのこだわりがあって敢えて観なかったのか、観たいと思っているがたまたま観る機会が無いのか・・・。とある映画を「観ていなかった」理由を検証するというのは、(映画ファンの雑談のネタとしては)意外に興味深い議論が出来そうだなと思う。
個人的に「いまさら観てないとは言えない映画」を挙げるならば、何だろう。ネタとしてパッと思い浮かんだのは『戦艦ポチョムキン』だったりする。
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