- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2014/08/02
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今から30年前(1985年)、TV「水曜スペシャル」でSF・ホラー映画特集「特撮恐怖映画を100倍楽しむ方法」というのが放映されました。高校生の頃の話です。吸血鬼や狼男、キングコングといったクラシック作品から、『ゾンビ』『ゾンゲリア』『地獄の謝肉祭』『ビデオドローム』『スキャナーズ』『死霊のはらわた』等、70〜80年代の作品までが残酷シーン入りで惜しみなく紹介され、狂喜しましたね。ビデオに録画して繰り返し見ました。司会は桂三枝(現・桂文枝)師匠。千葉耕市氏のおどろおどろしいナレーションが絶品で、「みるみる内に」「腰を抜かされる」「日本のうどんが使われているという」といった珍妙なフレーズがオタ仲間の間で流行りました。
この番組の映画の紹介場面だけを抜粋してダビングしたものが残っていて、友人の妙愛博士がディスクにおこして送ってくれました。家族が寝静まった深夜にこっそり鑑賞。30年の時を経て、画質はダビングを繰り返した裏ビデオみたいに劣化していましたが、いやあ面白かったなあ。当時の最新作として『スペース・バンパイア』が大々的に採り上げられているのが何とも味わい深い。久しぶりに見直したくなりましたね。仰々しい音楽(ヘンリー・マンシーニ)が頭から離れん。トビー・フーパー作品は『悪魔のいけにえ』『ファンハウス』『ポルターガイスト』『スペース・バンパイア』と4本も紹介されていました。最新作としてサム・ライミの『XYZマーダーズ』も。改めて見ると、残酷シーン(と『スペースバンパイア』のおっぱい)が平然と流れていて、これってゴールデン・タイムに放映された番組だよなと我が眼を疑いました。こういうのOKな時代だったんだなあ。
特殊メイクによる『ハウリング』『狼男アメリカン』『狼の血族』の変身シーン、『スターウォーズ/帝国の逆襲』のミニチュア・ワークや『シャイニング』のステディカム・カメラ等、CG以前の手作り感溢れるテクニックも味わい深い。特殊メイク、SFXなんていう言葉が一般化したのもこの頃だったと思います。細野さんのアルバム『S・F・X』が1984年か。
- アーティスト: 細野晴臣
- 出版社/メーカー: インペリアルレコード
- 発売日: 2001/11/21
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