「テクノ歌謡のゴッドファーザー」って

「テクノ歌謡」ディスクガイド

　久しぶりにムーンライダーズ関連の記事を。

　ギタリストの白井良明氏がNHKで放映されているジャニーズの歌番組「ザ少年倶楽部プレミアム」に出演、楽曲アレンジとギターを担当との情報あり。ジャニーズとムーンライダーズといえば、良明さんは以前TOKIOに関わっていたのではなかったかな。20日のオンエアをチェックしてみると、NEWSのコーナーに良明さんのお姿が。シタールまで登場するオリエンタルなアレンジは良明さんの得意分野。アイドル番組の1コーナーとは思えぬハイクオリティの演奏でありました。NEWSの面々も心なしか緊張気味だったような。

　先日、『「テクノ歌謡」ディスクガイド』（2008年）という音楽MOOKを読んだら、鈴木慶一インタビューが掲載されていた。「テクノ歌謡のゴッドファーザー」という位置付けで紹介されているのが面白かった。慶一氏はNHKのドラマ『女子的生活』の音楽（初回はチョイ役で出演も）、映画『アウトレイジ最終章』で「第41回日本アカデミー賞」の最優秀音楽賞を受賞、間もなくTHE BEATNIKSのニューアルバムも出るし、相変わらず多方面で活躍中。また、ネットでアイドルの寺嶋由芙（ゆっふぃー）と対談しているのを発見。寺嶋さんがＭＣを担当している情報番組「japanぐる〜ヴ」（BS朝日）に慶一氏がゲスト出演した（確か45周年記念ライブの前）ことから、楽曲提供に繋がった模様。慶一氏、番組では「ゆっふぃー」ってちゃんと言えてなかったっけ。その対談を読んでびっくりしたのは、慶一氏が秋葉原ディアステージに出没していた話だった。ディアステといえばでんぱ組の本拠地ですよ。テクノ歌謡のひとつの発展系が電波ソングであろうから、秋葉原界隈をチェックしてるのは当然なのかもしれんが、慶一氏のアンテナの張り方と行動力は凄いなあと。『宝石の国』のED曲の時も思ったけど、好きなものがシンクロしてくる感覚って楽しいよね。

　ムーンライダーズのオフィシャルファンクラブが3月末をもって終了となった模様。つまり、これをもって活動休止の休止は休止となり、再びバンドは活動休止状態に戻った訳だ。先日の良明さん音楽活動45周年ライブには行きそびれてしまったし、これでもうしばらくバンドとしてのライダーズは見ることが出来ないと思うと寂しい。良明さんのソロアルバムに続いて、もうすぐTHE BEATNIKSのニューアルバムがリリースされるし、くじらさんのソロアルバムもレコーディングを開始した模様。各メンバーのソロ活動をチェックしつつ、バンドの再始動を待ちたい。

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