Fool in Trance

それはあった。それは二度とないだろう。思い出せ。

ワイルドサイドを歩け、人生いろいろ、とかその他

トランスフォーマー

トランスフォーマー



 いや別にあまロスで更新が途絶えていた訳ではないんですけど。


 実は、人生二度目の交通事故で臥せっておりました。
 今回は幸い軽症(って言っていいと思います多分)で済んだので、既に会社にも復帰していますので皆様ご心配なく。
 それにしても・・・二度も車に轢かれるなんて、我ながらどんだけボーっとしてるんだって話だよなあ。


 それはさておき。


 私信と(事故以前の)近況報告など少々。


 学生時代の後輩T君が仙台で働いているとの情報を得て、実に20年ぶりくらいに会うことができました。T君が熱心な村上春樹ファンであったことを知り、『色つく』をはじめ春樹の話題で随分盛り上がりました。T君は『ノルウェイの森』『国境の南、太陽の西』といった辺りが好みとの事でありました。今度はトミー君を交え忘年会でもやりましょう。


 友人と言えば、旧友のギニー師、くにとも師と三人で久しぶりに飲んだのも楽しい出来事でした。お二人とはかれこれ40年以上の付き合いなので、って自分で書いて驚いたけど、そうか、そんな長い付き合いになるのだね。正に「ゆうがたフレンド」(byムーンライダーズ)ですよ。葬式までたぶん来てくれる、というね。これからもよろしくです。


 地元楽天イーグルスが優勝したのも楽しい話題でした。仙台に越してからずっと応援しているのにいつも肩透かし喰らって悔しい思いをしていたので、憂さが晴れました。来年も頑張って欲しいなあ。


 音楽の話。最近聴いた新しいアルバムはヴァン・ダイク・パークス高橋幸宏相対性理論。どれも個性的で楽しいアルバムでした。とりわけヴァン・ダイクは良かったなあ。当ブログでもいつかヴァン・ダイクの全アルバムレビューとかやりたいなあ。その後のムーンライダーズはフォローし切れていません。慶一氏が新しいユニットで活動開始したようなので、来年の動きが楽しみ。


 映画はなあ・・・新作旧作含め全く見ていません。映画館は『パシフィック・リム』以降ごぶさたです。今年は見た映画より読んだ本の方が多いという自分としては異例の展開となりました。こんなの中学生の時以来ではないかなあ。

 
 読書はクリストファー・プリーストの旧作『ドリーム・マシン』『逆転世界』、チャイナ・ミエヴィルの『クラーケン』上下巻と来て、現在はロベルト・ボラーニョの短編集『売女の人殺し』と長編『2666』を同時進行で読み進めているところ。『2666』は分厚過ぎて持ち歩けないので、夜寝る前に少しずつ読んでいます。半年前に読み始めたのにまだ半分くらい。


 訃報がいくつか。ジュリアーノ・ジェンマに続いて、カルロ・リッツァーニ監督(『殺して祈れ』『帰って来たガンマン』)、作曲家のジェンニ・フェリオ(『荒野の1ドル銀貨』『さすらいのデスペラード』『荒野の一つ星』)、とマカロニウエスタン関連の訃報が続きました。音楽関連では何とルー・リードが亡くなってしまいました。宮城の地方紙にまで死亡記事が載っていたのには驚きましたね。生ルーは90年と96年の来日公演で見ることが出来ました。ターミネーターのごとき無表情とドスの効いたヴォーカル、鋼のようにゴツゴツしたギター演奏。客席からは黄色い歓声ではなく、「ルー!ルー!」という野郎どもの絶叫が響き渡っていたのが印象的でした。島倉千代子も亡くなったのだなあ。『愛のさざなみ』は超名曲だと思います。ご冥福をお祈りします。

 
 って危うく自分も祈られるところでした。皆様、街灯の少ない路地では車に注意しましょうね!


ゆうがたフレンド

ゆうがたフレンド