Fool in Trance

それはあった。それは二度とないだろう。思い出せ。

男らしさはどこにあるだろう?、何故かロザンナ・アークエット、ド変態、とかその他

 

月面讃歌

月面讃歌

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 我が最愛のロックバンド、ムーンライダーズに「幸せの場所」(アルバム『月面讃歌』1998年収録)という曲があります。作詞は何と原田知世。中にこんな一節があります。「男らしさはどこにあるだろう?強くなるってどんな人だろう?」 

 

 昨日『クライ・マッチョ』について書いたのですが、大事なことを書き忘れてました。タイトルにも掲げられている「マッチョ」についてです。映画の中でイーストウッド演じる老人が少年に繰り返し教えるのは、「マッチョ(男らしいこと)には何の意味もないのだ」ということでした。これは数多のアクション映画(イーストウッドの場合「暴力映画」という感じ)出演を通じて辿り着いた境地なのでしょうか。劇中に出てくる「マッチョ」が鶏の名前だったりして(主人公が年寄りなのでアクションしない代わりに鶏の活躍で窮地を脱する見せ場があったりする)、「男らしさ」を巡るテーマもまた『クライ・マッチョ』の大事な要素でした。

 

 話変わって。

 先日「ベストヒットUSA」でジョージ・ハリスンの名曲「My Sweet Lord」新バージョンPVを紹介していました。ドラマ仕立てになっていて、リンゴ・スターマーク・ハミルなどミュージシャンや俳優が多数ゲスト出演していました。その中にはロザンナ・アークエットの姿が・・・。ジョージと何か関係あったっけ?考えたものの関係が全く思い浮かばないんですが、久しぶりにお顔を拝見できて何だか嬉しかったですよ。80年代から90年代にかけて(『ベイビー・イッツ・ユー』の初々しさから、『クラッシュ』の壊れっぷりまで)とても印象的な女優さんだったもので。 

 

 話変わって。

 先日『幻に終わった傑作映画たち』を読んでアンリ=ジョルジュ・クルーゾー『地獄』見たい!と思っていたら、友人の妙愛博士からYouTubeに映像がアップされてるとの情報が。早速見てみました。『幻に終わった傑作映画たち』に掲載されていたスチールだけでもかなりのインパクトがありましたが、予想以上のクオリティに驚愕。このフェティッシュな映像の連続は・・・クルーゾー、ド変態じゃないですか。『地獄』はメイキングドキュメンタリーがあるらしいので、いつか見てみたい。ていうかすぐ見たいですよこれ!