我が最愛のロック・バンド、ムーンライダーズの35周年イヤーが終わった。12/30の新宿タワレコでのギグが最後かと思ったら、大晦日にはファン・クラブのイベントがあったのだった。2011年は最後の最後までフル回転だったのだな。本当にお疲れさまでした。
公式HPを見たら『Ciao!』特設ページが出来ていて、慶一氏のロング・インタビューが掲載されていた。慶一氏の活動休止宣言に対する思いや、耳の故障に関する話など興味深いエピソードが語られている。インタビュアー(村尾泰郎氏)の質問も実に的を得ていて素晴らしい。アルトマンの『今宵フィッツジェラルド劇場で』にもちゃんと言及されており、納得した。
ムーンライダーズの曲は基本優れたポップ・ソングでありながら、一筋縄では行かない深みがある。複雑な意味を持つ歌詞はもちろん、何故この曲にこの歌詞を?とか、このアレンジの意図は?とか、謎解きをするような楽しみが隠されている。例えば今回の『Ciao!』では、誰しも「マーニャ小母さん」って誰?と思ったに違いない。上のインタビューではその驚きの正体が明かされている。そうか、そうだったのか・・・。我々ファンは、残された数多くの謎を解く為に、これからもずっと彼らの音楽を聴き続けることになるのだろう。
- アーティスト: ムーンライダーズ
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2011/12/14
- メディア: CD
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