Fool in Trance

それはあった。それは二度とないだろう。思い出せ。

近況報告など

 何かと忙しくて、パソコンの前に座ってる時間が無い。去年の9月くらいからいいペースでブログ更新を続けてきたのに、気がついたら2週間もブランクが空いてしまった。


 2012年初の劇場鑑賞は、ビリー・ワイルダーの『サンセット大通り』。MOVIX利府で開催中の「午前十時の映画祭」にて。本当は新作から始めたかったんだけど、いきなり60年も前の映画になってしまった。『サンセット大通り』は単なるクラシック映画ではなくて、カルトの風格漂う実にマニアックな作品であった。さすがはジョン・ウォーターズデヴィッド・リンチに愛される作品だと納得した次第。劇中に登場する「ゴードン・コール」ってのは『ツインピークス』でリンチが演じてた捜査官の名前ではないか。


サンセット大通り スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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 2012年初の劇場鑑賞にしようと意気込んでいたイーストウッドの『J・エドガー』は、仙台はおろか東北では一館も上映しているところが無い。何故なんだろうか。イーストウッド+デカプリオだよ。そんなマイナーな作品でもないだろうに・・・。


 滞り気味の映画鑑賞に対し、読書は快調なペース。出張が続いたので、進む進む。アンヌ・ヴィアゼムスキー(そう、『中国女』の女優アンヌ・ヴィアゼムスキー)『少女』、チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』読了。どちらもたいそう興味深い小説だったので、詳しい感想は後日改めて記載します。


少女

少女

都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)

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 先月末、編集者の川勝正幸氏が亡くなった。享年55歳。音楽雑誌、映画パンフの原稿などでその仕事振りはお馴染みであった。12月のムーンライダーズ公演の時、会場で見かけたような気がしたが人違いであろうか。ご冥福をお祈りします。