Fool in Trance

それはあった。それは二度とないだろう。思い出せ。

スクリーンでブロカを、病院ラジオ、恩師とJAZZを、とかその他


 一時涼しくなったなと思ったら、また酷暑が戻ってきた感じ。昔から夏は嫌いなんですよ。夏フェスもビーチも興味なし。早く秋にならないかな。


 フリードキンの『恐怖の報酬』をスクリーンで楽しめる!と興奮していたら、今度はフィリップ・ド・ブロカの『まぼろしの市街戦』がリマスター版で公開されるとの情報が!ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドジョルジュ・ドルリュー!ああ楽しみだ。


 話変わって。NHKのバラエティー番組(か?)『病院ラジオ』(初回放送8月9日)が再放送されたのでチェック。サンドウィッチマンが病院の中庭にテントを建てて、そこからラジオを生放送するという趣向。「ドキュメント72時間」的というか、非常に抑制の効いた(押し付けがましくない編集、取材そのものはかなり突っ込んだ内容)演出が好ましく、入院患者やその家族との会話からはサンドの人柄が滲み出て、実に良い番組だった。中島みゆき、KAN、ミスチル、ゆず、と思いっきりベタなリクエスト曲が感動的に響くのも驚きだったなあ。もう一回見たい。


 話変わって。先の土曜(18日)は学生時代の友人、Mさんが参加しているJAZZバンド、「MGG Jazz Buddy」のLIVEへ行ってきました。2月に続いて今年2回目。客席では偶然にも学生時代の恩師と隣り合わせになった。自分としてはビック・バンドJAZZは全然身近じゃない音楽というか、虚構性の高いジャンルなんだけど、先生は「青春時代の音楽だよ」と。なるほどなあ。先生の音楽談義を聞きつつ、JAZZを楽しむ、というなかなかレアで楽しい経験でありました。LIVEの詳しい感想はまた後日アップします。Mさん、お誘いいただきありがとうございました。


 「MGG」が演奏した曲についていろいろ調べてたら、アレンジャーのビル・ホルマンロジャー・コーマン先生の『女囚大脱走』(1955年)の音楽を担当していることを知った。で、猛烈にコーマン先生の作品を見たくなって、未見だった『侵入者』DVDを購入してチェックしてみた。若きコーマン先生の問題意識とストレートな映像表現(と低予算オールロケゆえの臨場感)が力強く融合している感じ。人種差別を先導する謎の男の話で、テーマ的にも古びていない。こちらの感想も追ってアップします。


侵入者 [DVD]

侵入者 [DVD]