読書
山田宏一映画インタビュー集 映画はこうしてつくられる 作者:宏一, 山田 草思社 Amazon 『山田宏一映画インタビュー集 映画はこうしてつくられる』(2019年)読了。名インタビュアーとしても知られる映画評論家、ヌーヴェルヴァーグといえばこの人、山田宏一…
それからの彼女 Un an après 作者:アンヌ・ヴィアゼムスキー DU BOOKS Amazon アンヌ・ヴィアゼムスキー『それからの彼女』(2015年)読了。ジャン=リュック・ゴダールの政治映画時代のミューズであり、2番目の妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーが書い…
ようこそ、おまけの時間に (偕成社文庫) 作者:岡田 淳 偕成社 Amazon 娘に薦められて『ようこそ、おまけの時間に』(1981年)読んでみました。小学校を舞台にした児童文学、ファンタジーです。 主人公・賢は授業中12時のサイレンとともに不思議な世界へ迷い…
死の同心円 (バベルの図書館) 作者:ジャック・ロンドン 国書刊行会 Amazon ジャック・ロンドン『死の同心円』読了。ホルヘ・ルイス・ボルヘスが編纂した「バベルの図書館」シリーズ(国書刊行会)の一冊で、ロンドンの短編を5編収録。収録作品は、南海でハリ…
赤死病 (白水Uブックス) 作者:ジャック・ロンドン 白水社 Amazon 白水uブックス、ジャック・ロンドン『赤死病』読了。短編『赤死病』(1910年)、『比類なき侵略』(1907年)、エッセイ『人間の漂流』(1910年)の三篇が収録されています。 表題作『赤死病』…
映像研には手を出すな!(7) (ビッグコミックス) 作者:大童澄瞳 小学館 Amazon 夏休み3日目。今日こそは映画館へと思ってましたが、台風接近のニュースに外出取りやめ。今の住居は川が近くて、以前大雨で付近が冠水して大変だったことがあるので、無理して…
火を熾す (柴田元幸翻訳叢書―ジャック・ロンドン) 作者:ジャック・ロンドン スイッチ・パブリッシング Amazon 夏休み2日目。娘の宿題(読書感想文)見たりしてる内に、出かけるタイミングを逸してしまった。体調が今一つだったこともあり、引きこもって読書…
映画のメリーゴーラウンド 作者:川本 三郎 文藝春秋 Amazon 川本三郎氏の近著『映画のメリーゴーラウンド』(2021年)読了。2018年から2020年にかけて電子媒体(ぴあアプリ版)に連載していたものらしく、どちらかといえば軽めの内容。映画の話題をしりとり…
空を駆けるジェーン (講談社文庫) 作者:アーシュラ・K. ル=グウィン 講談社 Amazon ア-シュラ・K・ル=グウィン『空を駆けるジェーン』(1999年)読了。『空飛び猫』『帰ってきた空飛び猫』『素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち』に続く「空飛び猫…
a day in the life 作者:水丸, 安西 風土社 Amazon 村上春樹とのコラボレーションで知られるイラストレーター、安西水丸のエッセイ『A Day In The Life』(2016年)読了。雑誌「「チルチンびと」(スローライフ系の住まい選びの雑誌)の連載をまとめたもの。…
気狂いピエロ (新潮文庫) 作者:ライオネル・ホワイト 新潮社 Amazon ライオネル・ホワイト『気狂いピエロ』Obsession(1962年)読了。文庫の帯は「あまりにも有名なゴダール映画の原作、本邦初訳!」という煽りで、自分もそっちの興味で手に取ってみました。…
痕跡本の世界: 古本に残された不思議な何か (ちくま文庫) 作者:古沢 和宏 筑摩書房 Amazon 古沢和宏『痕跡本の世界』(2015年)読了。古本屋で買った本や図書館から借りた本など、時折書き込みがしてあったりメモや手紙が挟んであったりすることがあります。…
帰ってきた空飛び猫 (講談社文庫) 作者:アーシュラ.K・ル=グウィン 講談社 Amazon 娘が読んでいたアーシュラ・K・ル=グウィンの児童文学「空飛び猫」シリーズ。表紙の絵が可愛らしく楽しそうだったので、拝借して読んでみました。翻訳は村上春樹。 主人…
見るレッスン 映画史特別講義 (光文社新書 1107) 作者:蓮實 重彥 光文社 Amazon 『見るレッスン 映画史特別講義』(2020年)読了。新刊『ショットとは何か』も話題の蓮實重彦、『見るレッスン 映画史特別講義』は光文社新書で、先生最初で最後の新書なのだと…
エンニオ・モリコーネ、自身を語る 作者:エンニオ・モリコーネ,アントニオ・モンダ 河出書房新社 Amazon 我が最愛の映画音楽コンポーザー、エンニオ・モリコーネのロング・インタビュー『エンニオ・モリコーネ、自身を語る』(2013年)再読。モリコーネが自…
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版 (ちくま文庫) 作者:佐々木典士 筑摩書房 Amazon 佐々木典士『「ぼくたちに、もうモノは必要ない。増補版』読了。著者は作家で編集者、「ミニマリスト」の佐々木典士氏。本書は海外23カ国語に翻訳され、世界累計で40…
今日からゴールデンウィーク。今回は何と7連休ですよ。残念ながら5月6日が仕事なので10連休は叶いませんでしたが、それでも有難い。少しでも自分の好きなことをして気分転換を図りたい。ムーンライダーズの新譜聴き込みたい。映画館にも行けるといいな。 さ…
淀川長治 究極の映画ベスト100〈増補新版〉 (河出文庫) 作者:淀川 長治 河出書房新社 Amazon 久々にレジェンド映画評論家・淀川長治先生の著作を。『淀川長治 究極の映画ベスト1000』から選りすぐられた100本を紹介する「究極の映画ベスト100」ガイド。その…
LAヴァイス (Thomas Pynchon Complete Collection) 作者:トマス ピンチョン 新潮社 Amazon トマス・ピンチョン『L.A.ヴァイス』 Inherent Vice(2009年)読了。主人公はロサンゼルスに住むマリファナ中毒のヒッピー探偵ドック・スポーテッロ。ある日、元恋人…
ゴダールと女たち (講談社現代新書) 作者:四方田犬彦 講談社 Amazon 先日、劇場でジャン=リュック・ゴダール監督『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』リバイバルの予告編を見ました。4Kリストア版だったかな。ゴダールって今でも神通力があるんだなと感心し…
この週末は小3の娘とお花見へ。コロナ禍で遠出は難しいと思い、ご近所のお花見スポットを散策しました。真間川沿いから住宅街を抜けて、中山法華経寺へ。帰りは商店街を抜けて下総中山駅へ。桜はキレイだったし、商店街はレトロな雰囲気があって良かったし、…
さらば、シェヘラザード (ドーキー・アーカイヴ) 作者:ドナルド・E・ウェストレイク 国書刊行会 Amazon 久々にドナルド・E・ウェストレイクを。『さらば、シェヘラザード』Adios Scheherezade(1970年)読了。ウェストレイクといえば〈泥棒ドートマンダー〉…
ゼロヴィル 作者:スティーヴ・エリクソン 白水社 Amazon 火曜にコロナワクチン3回目接種。2回目ほどではなかったものの、昨日は腕の痛みと発熱の副反応あり。さすがに通勤は無理だったので仕事を休み、自宅でぼんやり読書をしていました。丸一日かけて、ス…
父と息子のフィルム・クラブ 作者:デヴィッド ギルモア 新潮社 Amazon デヴィッド・ギルモア『父と息子のフィルム・クラブ』 Film Club(2008年)読了。デヴィッド・ギルモア?ピンクフロイドの?と思ったら、全然関係ないカナダの小説家・映画評論家であり…
内面からの報告書 作者:オースター,ポール 新潮社 Amazon ポール・オースター『内面からの報告書』Report from the Interior(2013年)読了。『冬の日誌』(2012年)に続く自伝的エッセイで、『冬の日誌』が「ある身体の物語」であったのに対し、こちらは表…
アムニジアスコープ 作者:スティーヴ・エリクソン 集英社 Amazon スティーヴ・エリクソン『アムジニアスコープ』(1996年)読了。エリクソン作品は『彷徨う日々』を読んで以来、15年ぶり。近未来のアメリカ、大震災が起きて廃墟と化したL.A.が舞台です。SF的…
幻に終わった傑作映画たち 映画史を変えたかもしれない作品は、何故完成しなかったのか? 作者:サイモン・ブラウンド 竹書房 Amazon 『幻に終わった傑作映画たち 映画史を変えたかもしれない作品は、何故完成しなかったのか?』読了。未完成に終わった映画の…
冬の日誌 作者:オースター,ポール 新潮社 Amazon 思うところあって、久しぶりにブログを再開することにしました。最後の更新が2018年の10月だったので、何と3年以上間が空いてしまった。 さて、久々の更新は読書記録です。 ポール・オースター『冬の日誌』Wi…
惑星9の休日作者: 町田洋出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2013/08/12メディア: コミックこの商品を含むブログ (22件) を見る夜とコンクリート作者: 町田洋出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2014/02/03メディア: コミックこの商品を含むブログ (20件) を見る …
恐怖の構造 (幻冬舎新書)作者: 平山夢明出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2018/07/30メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る 小説『独白するユニバーサル横メルカトル』『或るろくでなしの死』や実話系怪談で知られる「恐怖書きのプロ」平山夢明が…